今回は省エネ住宅と健康について少し記載致します。
【日本サスティナブル建築協会】のリーフレット
<「省エネ住宅」と「健康」の関係をご存じですか?>より
国土交通省 スマートウェルネス住宅等推進調査事業中間報告
室温と血圧の関係:
冬期の起床時、室温が20℃から10℃に下がると最高血圧が上昇
・80歳女性の場合:血圧が11.6㎜Hg上昇
・80歳男性の場合:血圧が10.2㎜Hg上昇
・30歳女性の場合:血圧が 5.3㎜Hg上昇
(省エネリフォーム後起床時の最高血圧が平均3.5㎜Hg低下)
室温と入浴の関係:
居間や脱衣所が18℃未満の住宅は「熱め入浴(42℃以上)」が
約1.8倍増加
室温と住宅内の活動:
室温が上昇すると局所暖房が不要になり身体活動時間が増加
こたつが不要になって活動的に動く様になる(30分/日程度増加)
健康診断結果に差が:
室温(18℃未満:18℃以上)で比較した結果、室温18℃未満に住む人は
室温18℃以上の室温に住む人に比べて
・心電図の異常所見のある人が約1.9倍
・総コレステロール値が基準範囲を超える人が2.6倍
等の記載が有りました。
一つ一つ、見ていくと、そうかも知れないと感じることばかりですが、
寒い家に住むと、何をしていなくても上記の様な傾向にあるという事か?と思うと
少し頭に入れておくことも重要ですね。
高齢になると、ずっと座っていたりと、動かない生活になりがちです。
動かなければ気分も落ちやすくなります。
室内温度を上げる事で活動しやすくなるという事は私にとっても、目からウロコでした。
高齢化社会の中、少しでも心身共に健康に自発的に生活出来るよう、家も施設も考えなければ。