混構造とは、異なる構造材を1棟の建物で組み合わせたものです。
立面方向の組み合わせと平面方向の組み合わせが有ります。
構造材も様々です。
今回は①立面方向(RC造+木造)について記載しようと思います。
この構造の組み合わせは、積雪が多い地域や別荘等に採用されることが多い構造です。
なぜ、そういった地域に多いのでしょうか?
その理由の一つは、湿度や水によって起こる木造特有の蟻害や腐食の問題に対応する為です。
湿気は下に溜まります。だから1階をRC造とし、比較的湿度や虫が上がりにくい2階を木造としているのです。
古くは校倉造で有名な奈良の正倉院でも高床となっています。
地面から木を離して建てるというのは、昔から湿度(虫)対策として使われている手法なのです。
この手法は現在でも有効な方法。
プランによっては豪雨対策の一つになるかも知れません。
ここまではしないという方でも、ある程度RCの基礎を高くして床を高い位置に設けるというのは、
日常から湿気対策として、非常時には浸水対策として、取り入れるのも良いかも知れませんね。
ご興味のある方はどうぞお問合せ下さい。
浸水対策にはまず、地域のハザードマップの確認から。
想定される地域や水位が解るので、対策の方針も立てやすくなります。